花ごよみ

花ごよみ
FLOWER

春の花 クワガタソウ

低山の林内のやや湿ったところに生える多年草。高さ10~30cm。茎は直立し全体に短い軟毛がある。葉は対生、上部では大きい。茎の上部に花序を出し1~5個の花をつける。果実は平たく、上部が少しへこむ富士山型。名は果実の形が昔の兜の前につけたくわ形のひとつの形に似るため。

時期 5月~6月
見られる場所 中禅寺湖

春の花 ショウジョウバカマ

平地から高山までの谷間、林内のやや湿ったところに生える常緑の多年草。葉は根元から四方に出る。花径は新緑より早く出て、高さ10cm~25cm。頂部に淡紅色の花を5個くらいつける。咲始めは雌性期で柱頭が突き出て、開花後は雄しべが伸びて雄性期になる。老葉が地面につくと、小苗をつくることがある。名前は花が猩々の赤い顔に、葉の重なりを袴に見たから。

時期 5月~6月
見られる場所 金精峠

春の花 エンレイソウ

山地~亜高山のやや湿ったところに生える。広卵形の葉が3枚輪生し、その中央に花を1個つける。3枚の緑紫褐色のがくをつける。

時期 5月~6月
見られる場所 刈込湖

春の花 サンリンソウ

山地~亜高山の草地に生える。花は茎の先に1~2個咲き、ニリンソウと似るが茎葉に柄がある点で区別できる。

時期 5~6月
見られる場所 千手ヶ浜

春の花 フッキソウ

常緑の多年草で、千手ヶ浜周辺のハルニレ林の中に大群落が見られる。花は上部に雄花が、下部に雌花がつき、花びらはない。

時期 5月
見られる場所 千手ヶ浜

春の花 シラネアオイ

亜高山の草地に生え、白根山の名がついた植物。白根山五色沼周辺に群落があったが。シカに食べられて柵の中でしか見られない。

時期 6月
見られる場所 日光湯元ビジターセンター前

春の花 ミヤマウグイスカグラ

山地に生える落葉低木で、ズミ林の中でよく見かける。花は細いロート形で先は5裂し、果実に毛が生える。

時期 5~6月
見られる場所 戦場ヶ原

春の花 アカヤシオ

木々の葉が出る前にピンクの花を咲かせる。雪の少ない太平洋側が分布域で尾根上や尾根の北斜面に生える。

時期 4月下旬~5月上旬
見られる場所 いろは坂上部や明智平

春の花 トウゴクミツバツツジ

トウゴクは東の国の意味、3枚の葉が輪生することからミツバの名が付いている。関東から近畿の太平洋側に分布。

時期 5月中旬~6月上旬
見られる場所 いろは坂から、中禅寺湖畔、湯の湖畔

春の花 シロヤシオ

五葉の紋が目印。トウゴクミツバツツジとは、ほぼ同時期に咲き分布も似ている。別名を五葉ツツジといい、愛子さまのお印になった。

時期 5月中旬~6月上旬
見られる場所 高山